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太平洋戦争4(昭和19・20/1944・1945)
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作詞 海軍雷撃隊
作曲 海軍雷撃隊

狂乱怒濤の飛沫浴び
海原低く突っ込めば
雨霰降る弾幕も
突撃肉迫雷撃隊

我が猛襲に怯えたる
敵艦隊は逃げ惑う
何ぞ逃さぬ小癪めと
疾風迅雷追い迫る

真心込めて放ちたる
魚雷は後を引き受けて
敵艦目掛けてまっしぐら
たちまち上る水柱

大轟音と諸共に
敵艦一瞬影も無し
どっと挙がる勝鬨も
嬉し涙の男泣き

暴戻不遜米英の
驕れる艦隊何者ぞ
我等捨身の体当り
向かうところに敵は無し

ああ皇国の花と咲き
七つの海に翼張り
敵を求めて幾千里
行くぞ必殺雷撃隊
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作詞 米山忠雄
作曲 江口夜詩

可愛い魚雷と一緒に積んだ
青いバナナも黄色く熟れた
男世帯は気侭なものよ
髭も生えます
髭も生えます不精髭

針路西へと波また波の
飛沫厳しい見張りは続く
初の獲物にいつの日会える
今日も暮れるか
今日も暮れるか腕が鳴る

轟沈轟沈凱歌が上りゃ
積もる苦労も苦労にゃならぬ
嬉し涙に潜望鏡も
曇る夕日の曇る夕日の印度洋

昇る朝日に十字の星に
望み遥かな緑の基地よ
戦友も笑顔で待っててくれる
故郷の便りも
故郷の便りも待っている
作詞 高橋掬太郎
作曲 江口夜詩

逆巻く波を蹴散らして
万里の果てに敵を撃つ
雄叫び高し潜水艦
技は冴えたり轟沈の
凱歌に挙がる水柱

勲の数は誇らねど
一撃常に必殺の
武者振り示す潜水艦
荒ぶ飛沫に打ち笑みて
叩けば響く鉄の肝

朝焼雲に夕星に
捧ぐる命火と燃えて
敵追い止まぬ潜水艦
何の機雷ぞ爆雷の
嵐も衝かん決死行

命令一下黙々と
七つの海の底を征く
夢また厳し潜水艦
更けて浮上の甲板に
仰ぐは遥か基地の空
作詞 米山忠雄
作曲 古関裕而

総員起しの喇叭が響きゃ
夢はそのまま釣床収め
澄んだ大気だ大きな息吹
沖じゃ鴎が飛んでいる

高鳴る君が代心は晴れて
若い血潮が燃え立つ朝だ
水漬く屍の決意も固く
仰ぐ誓いの軍艦旗

手旗信号赤白赤の
花が咲いたよ緑の広場
躍る心の希望の空にゃ
長閑に雲雀が鳴いている

狂う怒濤を腕で抑え
さあさ乗り切れ潮風飛沫
男度胸は戦の庭だ
雲も湧いてる波も散る
作詞 西條八十
作曲 古関祐而

海の男の初陣の
血潮高鳴る太平洋
見事撃滅し遂げねば
生きて戻らぬこの港

君は誉れの陸戦隊
俺は千尋の潜水艦
別れ別れて夢に見る
楽しい古巣も国の為

盃を含んで粛々と
迫る今宵の夜襲戦
活気漲る波頭
照らす南の十字星

数で来るなら数で来い
大和男子は意気で行く
菊の御紋を戴いた
我等敵無し太平洋
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