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太平洋戦争4(昭和19・20/1944・1945)
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作詞 伊藤竹夫
作曲 伊藤竹夫

神武の昔舟人が
帝を守り戈執りて
国を肇し勲しに
続くは我等予備練ぞ
忠誠心を固めよや
忠誠心を固めよや

東亜に充つる船魂を
鍛えに鍛え皇国の
百万年の礎を
築くは我等予備練の
行く手に懸かる使命ぞや
行く手に懸かる使命ぞや

敵米英も何のその
撃ちてし止まん御教えに
命捧げて共栄の
人柱たる予備練ぞ
使命は重し励めよや
使命は重し励めよや

十億民の生存も
七洋の海乗り越えて
逆巻く波に日の丸の
旗靡かせる予備練の
誓いは固し見よや人
誓いは固し見よや人
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作詞 サトウハチロー
作曲 佐々木すぐる

仰ぎ眺めるこの空は
世界の空へ続いてる
小手を翳して見る海も
世界の海へ続いてる
行こう行こうぞきっと行くぞ
僕は空へ君は海へ

僕の兄さん飛行兵
君の父さん船長さん
船だ翼だ進軍だ
国の力だ魂だ
行こう行こうぞきっと行くぞ
僕は空へ君は海へ

僕が大空翔ける時
君は海から手を振れよ
翼の歌と荒波の
歌を互いに歌おうぜ
行こう行こうぞきっと行くぞ
僕は空へ君は海へ
選定 軍事工業新聞
作曲 古賀政男

我が神兵が肉弾で
撃てど墜とせどその量を
誇る鬼畜の米英機
日本本土盲爆の
野望図太く迫り来る

敵必殺の一億が
汗と油で命倍
込める力が魂が
明日の戦果を盛り上げる
造れ飛ばせよ航空機

数でも勝つぞ大空を
覆う敵機も何のその
銃後一丸決然と
日の丸翼大増産

一億今ぞ命倍
奮え職場を死に場所に
我が荒鷲が米本土
大挙空襲粉砕し
敵が白旗揚げるまで
敵が白旗揚げるまで
作詞 西条八十
作曲 大村能章

貴様と俺とは同期の桜 
同じ兵学校の庭に咲く 
咲いた花なら散るのは覚悟 
見事散りましょ国の為

貴様と俺とは同期の桜 
同じ兵学校の庭に咲く 
血肉分けたる仲ではないが 
なぜか気が合うて別れられぬ

貴様と俺とは同期の桜 
同じ航空隊の庭に咲く 
仰いだ夕焼け南の空に 
未だ帰らぬ一番機

貴様と俺とは同期の桜 
同じ航空隊の庭に咲く 
あれほど誓ったその日も待たず 
なぜに死んだか散ったのか

五貴様と俺とは同期の桜 
離れ離れに散ろうとも 
花の都の靖国神社 
春の梢に咲いて会おう
作詞 サトウハチロー
作曲 古賀政男

いろはのいの字は命のいの字
誰も忘れぬこの文字よ
一番勇まし勲を胸に
いの字で行こうかその日その日

鳶のとの字はとんぼのとの字
仰ぎ眺めるその翼
飛んだぞ飛べ飛べ轟く凱歌
との字で作ろうかいつもいつも

今年のこの字は工場のこの字
この道通うて早や三年
小鳥の小唄は小藪の蔭に
この字で唄おうか君も僕も

瑞穂のみの字は皆のみの字
交わす言葉も朗らかに
見つめる見事な実りの秋だ
みの字でやろうか日毎夜毎

並木のなの字は 渚のなの字
海を想えば躍る胸
波を眺めりゃ鳴る鳴る腕が
なの字で励もか朝に夕に
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