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太平洋戦争4(昭和19・20/1944・1945)
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作詞 喜多紀世雄
作曲 須摩洋朔

噫呼聖断は降りたり 
何の顔ありてこそ 
祖宗の霊に見えんや 
されど勅命の重ければ 
悲憤の涙拭うべし

噫呼万世の太平を 
願い給うは大御心ぞ 
無念や矛を収むれど 
護国の花と散り果てし 
戦友が英魂許すべし

噫呼国体の護持こそは 
遠き御祖の御旨なり 
天津日嗣のしろしめす 
国に勝れる国は無し 
御民挙りて護るべし

噫呼聖断は降りたり 
今ぞ恩讐耐え忍び
臥薪嘗胆決意凝る 
七度生まれて日本の 
永久の栄光築くべし
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作詞 高橋掬太郎
作曲 竹岡信幸

海を圧して寄せ来る敵を 
何で逃がしてなるものか 
今だ討ち取れ力を一に 
かくて吹くのだ神風が

敵は鬼畜だ幼い子まで 
嬲り殺しにする奴だ 
皆起て起て日本男児 
かくて吹くのだ神風が

皇土日本一足たりと 
敵の土足に踏ませりょか 
何の討ち死に死んでも護れ 
かくて吹くのだ神風が

撃てよ沈めよ海底深く 
憎いこの敵この仇を 
燃える闘魂火花と散って 
かくて吹くのだ神風が
作詞 サトウハチロー
作曲 古関裕而

その日は来たれりその日は遂に来た  
傲慢無礼なる敵艦隊捕え 
待ってたぞ今日の日を 
拳を振り攻撃だ 
台湾東沖時十月十二日

海鷲陸鷲捨て身の追撃戦 
慌てて逃れ行く敵艦目掛けて 
撃たずば帰らじと 
体当たりの突撃 
忽ち沈み行く我が翼の凱歌

闘魂燃え立ち勝ち抜くこの力 
昼から夜中へと轟沈撃沈 
今こそ荒鷲は 
神鷲とも言うべきぞ 
薫るぞその勲我涙の感激

沈みし敵艦その数数えみよ 
五十八機動部隊殲滅だ見よや 
この眼にこの耳に 
報を受け一億が 
兜の緒を締めてなおひたすら誓う

秋空晴れたり心も晴れ渡る 
諸人忘るるな心に刻めよ 
決戦の第一歩 
輝かしき大戦果 
応えて皆励まんただ皇国の為に
作詞 上村数馬
作曲 橋本国彦

勝ち抜く僕等少国民
天皇陛下の御為に
死ねと教えた父母の
赤い血潮を受け継いで
心に決死の白襷
掛けて勇んで突撃だ

必勝祈願の朝詣
八幡様の神前で
木刀振って真剣に
敵を百千斬り斃す
力をつけて見せますと
今朝も祈りを込めて来た

僕等の身体に込めてある
弾は肉弾大和魂
不沈を誇る敵艦も
一発必中体当たり
見事轟沈させて見る
飛行機位は何のその

今日増産の帰り道
皆で摘んだ花束を
英霊室に供えたら
次は君等だ分かったか
しっかりやれよ頼んだと
胸に響いた神の声

後に続くよ僕達が
君は海軍予科練に
僕は陸軍若鷲に
やがて大空飛び越えて
敵の本土の空高く
日の丸の旗立てるのだ
作詞 時雨音羽
作曲 佐々木俊一

吹けよ吹け吹けメリケン嵐
どうせ浮雲迷い雲
大和島根は揺るがぬ島根
吹くぞ神風敵を呑む敵を呑む
エイ エイ エイ

響け轟け癇癪弾丸奴
どうせ外れ弾丸迷い弾丸
もぐらちょいと出てちょい首傾げ
雨が降るよな星かいな星かいな
エイ エイ エイ

敵の自慢のへなへなトンボ
叩き落して粉微塵
親子三代念願掛けて
剥いて潰すぞ鬼の面鬼の面
エイ エイ エイ

眉も動かぬびくともせぬぞ
何のこれしき朝風
肝の太さを見て肝潰せ
昇る朝日を見て拝め見て拝め
エイ エイ エイ
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