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太平洋戦争4(昭和19・20/1944・1945)
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作詞 村松秀一
作曲 陸奥明

ハァ
あちらこちらに産声高く
春もうららな隣組
ソレ良い子のせっせと隣組

ハァ
抱いて背負うて育てた末は
次の日本を担わせる
ソレ良い子のせっせと担わせる

ハァ
増えて困らぬ芋蔓子蔓
苦労嬉しい親の味
ソレ良い子のせっせと親の味

ハァ
外じゃ頑固な雷様も
太鼓叩いて子守唄
ソレ良い子のせっせと子守唄

ハァ
歌も母父楽しい夕べ
月も笑顔で窓に出る
ソレ良い子のせっせと窓に出る

ハァ
可愛いおかっぱ飯事暮らし
坊主頭は戦真似
ソレ良い子のせっせと戦真似

ハァ
親が築いた亜細亜の為に
強く伸び行け日本の子
ソレ良い子のせっせと日本の子
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作詞 三好達治
作曲 林松木

皇御国の興廃は
今日の戦に懸りたり
あこの戦勝たずんば
祖宗の国をいかにせん
起て一億 決戦の秋は来たれり

皇御国のもののふが
血潮に染めし紅の
波の音高し北海に
波の音高し南海に
起て一億 決戦の秋は来たれり

皇御国の海近く 
浮かびて驕る夷らも
御空を共に戴かず
いざ一撃に屠るべし
起て一億 決戦の秋は来たれり

仇を屠りて宸襟を
安んじ奉れ大御業
今日の戦は一億の
肩に等しく懸かりたり
起て一億 決戦の秋は来たれり
作詞 清水かつら
作曲 佐々木俊一

翼輝く日の丸の
燃える闘魂目にも見よ
今日も逆らう雲切れば
風も静まる太刀洗い
ああ特幹の太刀洗い

強く雄々しい若松に
匂う暁宇品港
行くぞ波風岩も裂く
船の男児の心意気
ああ特幹の心意気

吹けよ朝風初陣の
翼清かな肌触り
胸の火玉に昇る陽に
命捨て身の武者震い
ああ特幹の武者震い

叩く敵陣矢が尽きりゃ
何の当て身の弾吹雪
母も見ている聞いている
船と翼の勝ち名乗り
ああ特幹の勝ち名乗り
作詞 サトウハチロー
作曲 古賀政男

憎き翼が汚す祖国の青空
怒り心に湧き立ち握る拳ぞ
見よ無礼な姿
敵の翼をば残らず折るぞ
近き日この敵を

赤く燃えてる空を遥かに眺めて
母と我との誓いぞ熱き力ぞ
あの炎の色を
胸に焼付けて必ず討つぞ
近き日この敵を

家は吹き飛び散りて野原となるとも
堅き思いは消えぬぞ滾る血潮ぞ
聴けアメリカの鬼
次はそちらだぞ我等は行くぞ
近き日この敵に
作詞 佐伯孝夫
作曲 古関裕而

銀翼連ねて南の前線 
揺るがぬ守りの海鷲達が 
肉弾砕く敵の主力 
栄えある我等ラバウル航空隊

海軍精神燃え立つ闘魂 
いざ見よ南の輝く太陽 
雲に波に敵を破り 
轟くその名ラバウル航空隊

数をば頼んで寄せ来る只中
必ず勝つぞと飛び込む時は 
胸に挿した基地の花も 
にっこり笑うラバウル航空隊

沈めた敵艦墜とした敵機も 
忘れて見つめる夜更けの星は 
我に語る戦友の御霊 
勲は高しラバウル航空隊
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