東亜の空に風荒れて
妖雲八重に孕む時
醜鷲突如八十機
群がり寄せぬ北九州
いざ迎撃の時迫る
野辺機早くも滑り行く
眉宇に漲る闘魂は
昇天高く火と燃えて
玄界灘や関門と
離陸に続く索敵行
高度は遥か七千の
空に群がる敵梯団
必死の意気突っ込めば
忽ち一機傾きて
梯列乱し墜ちて行く
機首を返して眺むれば
六機編隊翔け来しは
好餌正しくボーイング
無念や弾丸は尽きたれど
などか惜しまんこの命
必死の無線高らかに
身機諸共当らんと
決別一語基地に寄せ
從容握る操縦桿
野辺機は征くよまっしぐら
飛電の如き早業よ
雲劈くと見しままに
黒煙天に沖するは
醜鷲二機が火を噴きて
微塵と散りし名残かな
ああ壮なれや体当たり
鵬博一挙身を挺し
雲染む屍髣髴と
遺烈に映ゆる感状の
誉れは永久に薫るらん
妖雲八重に孕む時
醜鷲突如八十機
群がり寄せぬ北九州
いざ迎撃の時迫る
野辺機早くも滑り行く
眉宇に漲る闘魂は
昇天高く火と燃えて
玄界灘や関門と
離陸に続く索敵行
高度は遥か七千の
空に群がる敵梯団
必死の意気突っ込めば
忽ち一機傾きて
梯列乱し墜ちて行く
機首を返して眺むれば
六機編隊翔け来しは
好餌正しくボーイング
無念や弾丸は尽きたれど
などか惜しまんこの命
必死の無線高らかに
身機諸共当らんと
決別一語基地に寄せ
從容握る操縦桿
野辺機は征くよまっしぐら
飛電の如き早業よ
雲劈くと見しままに
黒煙天に沖するは
醜鷲二機が火を噴きて
微塵と散りし名残かな
ああ壮なれや体当たり
鵬博一挙身を挺し
雲染む屍髣髴と
遺烈に映ゆる感状の
誉れは永久に薫るらん
作詞 百武平八郎
作曲 井上真之介
ああ神州は永久なれど
突如と降る大詔に
涙を飲みて星影を
仰ぎし八月十五日
時に利あらず騅行かず
正義に起てる皇軍も
衆寡の勢いいかにせん
矛を収むる止むぞなき
君が御楯と国を出で
七十年の伝統の
籠もる聖地に健児等が
集いし弥生の末つ方
朝な夕なに五ヶ条の
教勅畏み武を奮い
破邪の剣を研ぎにけり
刻苦の励み幾月ぞ
よし学び舎を出ずるとも
思いは馳せん振武台
世は渦巻きに乱るとも
高く捧げん大詔勅
忘るるなかれこの恨み
偲べ散りにし特攻隊
衆敵受けて南冥に
露と消えにし神兵を
忍びに忍び耐えに耐え
悲痛の尊畏みて
今日の恨みを返すべき
時をば待たん大和魂
御稜威輝く堂々の
無敵皇軍築くべく
光明共に目指しつつ
合い携えて行かんかな
作曲 井上真之介
ああ神州は永久なれど
突如と降る大詔に
涙を飲みて星影を
仰ぎし八月十五日
時に利あらず騅行かず
正義に起てる皇軍も
衆寡の勢いいかにせん
矛を収むる止むぞなき
君が御楯と国を出で
七十年の伝統の
籠もる聖地に健児等が
集いし弥生の末つ方
朝な夕なに五ヶ条の
教勅畏み武を奮い
破邪の剣を研ぎにけり
刻苦の励み幾月ぞ
よし学び舎を出ずるとも
思いは馳せん振武台
世は渦巻きに乱るとも
高く捧げん大詔勅
忘るるなかれこの恨み
偲べ散りにし特攻隊
衆敵受けて南冥に
露と消えにし神兵を
忍びに忍び耐えに耐え
悲痛の尊畏みて
今日の恨みを返すべき
時をば待たん大和魂
御稜威輝く堂々の
無敵皇軍築くべく
光明共に目指しつつ
合い携えて行かんかな